書き込みが多すぎる楽譜は要注意!シンプルに分かりやすく書こう

ホルン
書き込みが多すぎる楽譜は要注意

吹奏楽やオーケストラなどで使う楽譜。

自分の表現したいことを音にするために、練習をしていきますよね。

「これを気を付けよう」「こうした方がいいな」

そういったことを忘れないように楽譜へ書き込むこともたくさんあると思います。

ただ、その書き込み本当に役立っていますか??

特に吹奏楽部の中高生のあなた。書きすぎて真っ黒になったり、ペンで重ね塗りされて現代アートのようになったりしていませんか?

その書き込み、演奏しながらすべてを認識し、演奏に落とし込めるでしょうか。かなり難しいですよね。

楽譜への書き込みはシンプル分かりやすく。これは鉄則です!

具体的な書き込み方も紹介していきますね。

筆者
筆者

小学4年から吹奏楽を始めて、中高ともにスパルタ部活。

その後、音大に進学。音大卒業後も2年間フリーランス奏者として

活動しました♪ 音楽の道は私には険しすぎました(^^;

楽譜にはどのように書き込む?

では、実際にどんなふうに楽譜に書き込みを入れていけば良いか解説していきます!

その前に。

楽譜への書き込みにルールはありません。自分が分かればOK!

ただ、ついつい書き込みすぎて楽譜が真っ黒になってしまう人は、少し工夫をするだけで楽譜も演奏中の頭の中もスッキリすると思います。

プロや音大生がよく使う書き込み方法も紹介していくので参考にしてください!

楽譜に書き込むのはこんなことですよね

  • 指揮者(先生)に言われたこと
  • いつも見落としてしまうこと
  • 自分が気にしていること
  • 楽譜の指示をより強調したいところ

これをいかに分かりやすく、簡単に楽譜に記すかがポイントです!

短く簡単に!

とにかく短く 簡単に 分かりやすく書きましょう。

長々と「指揮を見る」とか「音程を合わす」「リズム合わす」とか書いていませんか?

演奏しながらその文字を読むのは結構大変ですよね。

演奏中に認識できないのであれば書いていないのと同じです。文字が多いと楽譜も見にくくなってしまいます。

なるべく文字を少なくして、自分に伝わる記号を書き込みましょう

例えば

  • 指揮を見る=メガネマーク
  • 指揮の振り方=in2 や in8 など
  • 音程を下げたい音=↓
  • 音程を上げたい音=↑
  • テンポアップ(遅れない)=→
  • テンポダウン(走らない)=←,~~

など

同じ記号でも曲や個所によってニュアンスは変わることもあるので、自分がその記号を見て、望んだ演奏ができるかがポイントです。

このような書き方はプロ・アマチュアを問わず、音楽家みんなが使っているので、ぜひあなたも使っていきましょう!

楽譜にもともと書いてあることは書かない!

楽譜には初めからいろいろな指示が書かれていますよね。作者から奏者へのメッセージです。

まずはそのメッセージをしっかりと見て、表現することが大切です。

楽譜にf(フォルテ)と書かれているのに、その隣や上からさらに大きくfと書いていませんか??

私も中高生のころは書いていました!だって何回も言われるんだもん。。

そのfを目立たせるのなら、くるっと丸で囲むだけで充分です。

そして、合奏以外の時間を使ってその部分をきちんとfで演奏できるように練習しましょう。

楽譜にもともと書いていることは、そう表現できるよう練習をすればインプットできると思います。もちろん、持っている技術は人によって違うので”今自分ができる一番の表現”で良いですよ!

必要なくなった書き込みは消していこう!

楽譜への書き込みは一度書いたらもうおしまい!ではありません。

指揮者の指示だって、変更になることも当然ありますよね。そういったときは古い書き込みは消して、新しいものを書き入れます。

自分が気にしていることや見落しやすいことも、練習を重ねれば自然とできるようになっていきますよね。

そうしたら古い書き込みは消して、次に改善したいことを書けるようにしてあげましょう。

書き込みの上に書き込みを重ねても、汚く読みづらいだけで良いことはありません。やった感が出るのでたくさん書いてしまう気持ちは分かります。

私も中高生の頃は真っ黒になった楽譜を使っていましたが、ホルンの先生に怒られました(笑)

先生
先生

なんでこんなに書いてるん~??見えないでしょう??

わたし
わたし

見えないです。。。(;^ω^)

書き込みで真っ黒な楽譜は上達を妨げる

だめと言っている女の子

多すぎる情報は処理できません。

人間が一度に処理できる文字数は13文字と言われています。

演奏中であれば、ほとんどの意識は演奏をすることに向いています。なので演奏中は13文字も認識できていないと思います

例えば1フレーズに【音程】【指揮見る】【遅くなる】【丁寧に】と書いていても

それをきちんと認識できていない可能性が高いです。認識さえできていないようでは、それを演奏に反映することもできていないですよね。

そのため、楽譜には分かりやすくシンプルな書き込み本当に必要な分だけ書き込みまし

楽譜へはシンプルで分かりやすい書き込みを!

楽譜へはシンプルで分かりやすい書き込みをしましょう!

  • 短く簡単に → 自分に分かる記号を使う
  • 楽譜にもともと書いてあることは書かない → 丸で囲って強調する
  • 必要ない書き込みは消す

真っ黒になった楽譜は頑張った雰囲気は出ますが、実際には余計な情報ばかりで本当に大切なことを取り逃してしまうかもしれません。

シンプルで分かりやすい書き込みでもっといい演奏ができますように!

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